自家製の干し柿を頬張りながら、ふと、両親がよく好んで食べていたことを思い出しました。
そうだ、両親に送ろう。
思い立ったら、せっかくなので手元にある信州ならではのものを一緒に詰めたくなりました。
私が高校を卒業してから東京へ出て、松川村に移住するまでうん十年。
一体何回、実家から宅配便が送られてきたか、数えたことはありませんが、おそらく普通のひとよりずっと多いと思います。
体調を崩したときは、母がつくったお惣菜が冷蔵便でどっさり届いたり、日用品がないとちらっと電話で話しただけで、ティッシュやタオルが箱いっぱいに詰められてきたり、学生の頃は母がこっそりお小遣いをしのばせてくれたり。
思い返すだけでも、目頭が熱くなってきます。
松川村に越してからも、寒いだろうと毛糸の帽子や下着、使ってない暖房器具等々。
いつまでも子どもは親にもらうばっかりで、お祝い事は別として、特に普段使いのものを贈ることってなかなかないような気がします。
今回の松川村からのふるさと便には、りんごや干し柿、自家製のジャムや甘酒、醤油麹、分かりやすいようにラベルも貼って、、
そうそう、じみじみも少し入れて。
遠く離れて住む両親に、「地味だけど滋味豊かな暮らし」を楽しんでいることが伝わるように、安心してねの気持ちも込めて。
喜んでくれるかな。
kuniko