昨年夏から秋にかけて、じみじみでも人気の高かった、生坂村はるうた農園さんのぶどう。
ゼリーにマフィン、シロップ煮、クッキーなどなど、大活躍していただきました。
そのはるうた農園さん、春から夏にかけては、アスパラガス農家さんに変身します。
昨日、お忙しいなか持ってきていただいた採れたてのアスパラガスは、みずみずしくて艶やか、まるで生きているみたいです。
一緒に分けていただいた、普段は販売されてない茎下の部分を生でかじってみたら、それだけでも衝撃の甘みと深い旨味!
「筋ばっているから、使いにくいかも」とのことでしたが、居ても立ってもいられず、はるうたさんが帰られてからすぐに、試作に取りかかりました。
写真2枚目、にょきにょき生えているのはクラッカーにしたもの。
写真3枚目のスコーンは、じゃがいも生地に筋ごと細かくしたアスパラガスを混ぜこんで焼いてみました。
どちらも焼いた直後は、あまり香りも味もしませんでした。
が、じみじみによくある現象で、一日たってみると、かすかに新緑のさわやかさが感じられて、妙にあとを引きます。
何より、スコーンの生地に見え隠れしているつぶつぶの淡い黄緑色が、なんとも魅力的。
まだ試作の段階ですが、チャンスがあれば店頭に並ぶかもしれません。
そうそう、軽く蒸しただけのアスパラガスの美味しさったら!
全くえぐみもなく、絶妙の歯応えと、これぞアスパラガスと言えるような、じわじわにじみ出るエキスがたまりません。
長いまま手でぽりぽりといただく醍醐味も、また楽しいのです。
なかなか市場に出回らない、貴重なはるうた農園さんのアスパラガス、気になるかたは是非、直接お問い合わせください。
ここだけのお話、春アスパラは、もうすぐおしまいのようですよ。
kuniko