安曇野へ移り住んで約3年。
移住者の多くが山が好きで、休日ともなると北アルプスなどのあちこちの山々へ出かけるのが趣味だというお話をよく聞きますが、じみじみ夫婦はこの3年間、お恥ずかしいことに、山歩きらしきものすらしてなくて。
移住前の旅行で、白馬の山沿いを歩き始めたものの、目的地にたどり着く前に私が音を上げてしまったという情けない過去があります。
今年は、体力強化を目標に掲げている、いえ、いたはずなので、桜だって自分の足で見に行かなければとの妙な使命感に燃え、今日は豊科の光城山(ひかるじょうやま)へ出かけました。
車道から見上げると、写真1枚目、登り竜に例えられる桜の回廊が見えます。
光城山は標高約900メートル、坂道のそこかしこでソメイヨシノだけではなく、すみれや桃が出迎えてくれます。
かなり急だから、片道40分ほどだけど山登りの格好でいった方がいいよと聞いていたのですが、想像以上に勾配がきつく、私は倍の時間がかかってしまいました。
でも、そのおかげで何度も休憩しながら、桜と眼下の安曇野の風景と、徐々に目線が近づいてくる北アルプスと、澄みきった青空とのコラボを楽しみました。
頂上の桜はまだつぼみの状態でしたが、初めて真正面で眺める有明山(信濃富士)や白い稜線はまた格別でした。
それにしても、今日で自分の体力の無さを思い知らされたので、今後もっと足腰鍛えなくちゃ。
kuniko